【考察英語】「お上がりやす。」

 今日30日のテレビ朝日の『ワイド!スクランブル』に中国人のマナー違反についての特集があった。中国人の蛮行の数々を紹介し、京都や奈良、東京のそれらに遭った店の人々にその感想を聞く。その場所を日本の歴代の政府の地だけにするのが、中国人の批判とは雖もどこか良心的と見える。

 「マナー違反」は英語では"going against manners"、「それはマナー違反です。」は"It is going against the manner."となる。強い非難や注意を以て言う場合は"violating manners";"You are violating the manner."となる。法に反することを"to violate"と言うので「マナーに違反する」と聞いても同じく"to violate"が思い浮かぶがマナーは法のように一律の明文となるようなものではなく、あっても色々と違う本になるものなので"to violate"は或るマナーが殊に強く要請されるような公の場や格式のある場においてだけ用いるのが無難であり、普通には"going against"でよい。
 尤も、格式のある場では尤遠回しの言い方が望まれる場合が多く、例えば"Crows to get blue as your reddish visage."などは如何であろうか? 説明を加えると粋ではないが、"your reddish visage"は恥ずかしげな顔という意味の他にフランス人の顔という意味がある。日本語に訳すと「お顔が赤くて烏が蒼ざめます。」となる。さて、その答は"Your elders have yielded the blue crows; our elders hoisted a red visage, a third of."とでもなろう。変なものは何でも英米人が作り出す、青い烏が気に入らないならば明け渡すべし――そこには言ってはいないが、恐らく「日本人にでも」ということ――、彼等は友愛のために戦っているのでそんなことを気に懸けている場合ではないという意味である。故に、恥は三分の一程で済むし、『逆に』貴様如きに蒼ざめるのは我々である。ということでもある。更には、彼等は黒いものを青と言い包める(いいくるめる)だけであり白と言い包めはしないということでもある。

 "going"は現在分詞の近接未来の用法であり、それを用いてマナー違反と言うとそれを言っている現在だけではなく行く行くにもマナー違反を重ねることになると注意を喚ぶ(よぶ)含みがある。"It is going against"で現在進行形と解すべきではない。

 その特集に、中国人が旅館か何かで土足で上がって来るとのものがある。
 日本式の旅館は靴を脱いで上がるのに中国人は構わずにそうするとである。

 その「上がる」は英語では何と言うのか?
 また、「上がる」は場に入ることだけをではなく食べることをも言う。何れも「お上がりやす。」と言う。「食べる」の「上がる」は英語では何と言うのか?

 「入る」の「上がる」として私が先ず思い浮かんだのは"rising"である。"rising"と言うと"The sun is rising."、「日は昇る。」が思い浮かぶ。玄関で靴を脱いで入る際には段差を昇る訳で、故に"rising"とである。
 然しそれは、昇り降りの動作を伴うことを説明する際には用いられる言葉であり、実際にそのようにすることを言いはしない。"Raise your feet and rise on the steps."、「脚を上げて段を昇る。」と説明する。では「中国人は靴を脱がずに中に上がる。」はどうか?
 "Chinese ones come into (the inner) without undressing one's shoes."、"to come into"が「上がる」である。
 "to come"には『出来上がる』またはそれに『近づく』という意味がある。また、"come at"は「迎える」の意味であり、"Come at the guest on our hall."、「お客様をうちの玄関で迎える。」または「玄関のお客様を迎える。」――後者がより厳密な訳――などとなる。玄関は主に空間として捉えられるのではなくいわば『玄関の床を踏む』、延いては『玄関にいる時を過ごす』イメージを以て捉えられるものなので"on our hall"、他所ならば"on their hall"或いは"on the hall"となり"in our hall"や"in their hall"や"in the hall"ではない。"in the hall"と言うと玄関ではなく劇場などのホールのこととなる。劇場のなどもそこで人に会う話ならば"on the hall"となる。
 家に上がることはその段取りが出来上がることなので『出来上がる』またはそれに『近づく』を意味する"come"及び"in"或いは"into"で"come in the house"となる。"to come"には「来る」の意味もあるが、「上がる」の"come in/into"は呼ぶ側だけではなく呼ばれる側も同じくそのように言い、"go in/into"とは言わない。よって「私は挨拶をして上がらせていただいた。」は"I had bowed to and let me come in."となる。「させていただく」はそうする前については"need to do"となるがそうしている時及びそうした後については"let me do"となる。「サービスさせていただきます。」は"Let me do a service (here)."と、「上がらせていただけますか?」は"Could you need me to come in?"となる。

 因みに、「脱ぐ」は"put off"や"take off"とも言うが、それもその動作だけを或いはそうする必要についてだけを言う場合に適い、実際に脱いでいただく(:"need the one to put off some wares")ことを言う場合は"undress"が宜しい。客を迎えたり迎えられたりする場面には"You may put off your shoes."では何やら偉そうに聞こえるからである。脱ぐことがそこにおいては正しく装うことになるならば「靴だけを着ないで上がって下さい。」という意味合いで"You may undress your shoes here."、「ここではきものを脱いで下さい。」と言うべくなる訳である。

 「食べる」の「上がる」は「いただく」や「取る」と同じ"have"となる。「いただく」;「取る」をもてなす側からいう言葉が「上がる」であるが、英語は立場の違いを問わずに間接に両者をいう言葉が多い。「入る」の「上がる」は日本語も英語の"come in/into"と同じく間接に言うものであり、その違いには注意を要す。
 「お上がりやす。」は"Let you have it."或いは"Do have it."となる。"Let you have it."はより格式的であり、"Do have it."は親しみ易い感じがある。また、上がらせるべくある料理がそこ、即ちそこにとっての「ここ」にあるが、"Let you have this."とか"Do have this."とは天地が引っ繰り返っても言わない。但し"Let you have here."や"Do have here."とは言う。"this"とは日本の謙遜の美徳と同じく、それそのものを遜らせ(へりくだらせ)て言う言葉なので相手が上がるべくしてあるものを"this"と言うと悪いものを食べさせているかのような感じになる。その他、"this"は失礼となる場合が多いのでなるべく遣わないようにするべし。"This kind of matter is what..."、「この手の事柄は…なものである。」も余り良くはなく――話を独りで進めているような感じを与える/受ける。――、"Such kind of matter is what..."「その(ような)類の事柄は…なものである。」と言うべし。――なのにその"this"が英語の授業で最も初めに習う語であるとは…

 また、「もてなす」は"make the one belonged here."が最も正確と思われる。"make"が「なす(成す)」で"belonged"「もて(持て)」である。"belong here"は「ここに居る」ということであり、"make the one belonged here"で「その方をここに居させる(ようにする)」、即ち「もてなす」となる。名詞の「おもてなし」は"making belonged"となる。"belong"には「属す」の意味もあり、当店の顧客に属す、即ち「常連を増やす」とか「会員を獲得せよ!」というような意味合いにもなる。
 敵に塩を送るようなことになるが、2年前のあれから出て来た「hospitality; reception; treatment; service; entertainment」――どれもかなり外れである。塩を盛らせていただく。
 如何にもニアピンぽく思われているのであろう"treatment"-"treating"は髪のトリートメントのようなきめの細かさというような意味合いはない。単に客扱いをする、捌くことを"treatment"と言う。きめの細かさを言う場合は"treatment cares"と付け加えないとならない。「トリートメント/treatment」だけでは髪の痛みの「処置」の意味になる。CMの映像や音楽、動作に騙されて意味を取り違えている訳である――昔は後姿だけのが多いものであったし。――。
 "hospitality"とは『行き届くこと』というような感じの言葉であり、行き届いているもてなしの行動そのものを指すのではない。詰り、もてなされる側の論理でありもてなす側の論理ではない。もてなされたいだけなのに「おもてなしの国」なのである。恥ずべし。

←クリック投票
ブログランキング・にほんブログ村へ←クリック投票 何れか一つのランキングだけでも結構です。

a0313715_13053612.jpg木佐彩子(きさ あやこ:BS朝日『いま世界は』のキャスター;元フジテレビアナウンサー)を
皆様の! 皆様の! 皆様の! お力で!!
ANN報道ステーションのメーンキャスター(:2016年4月以降)にしよう!!
古舘伊知郎さん――2016年3月を以て退任――、お疲れ様です!ありがとう!!
宮根は『おは朝』に帰れ!!

■ブログ Keitan 地球を行く は⇒http://blogs.yahoo.co.jp/keitan020211
●政治家のブログへのリンク ⇒http://www.geocities.jp/keitan020211/linkpage_politicians.htm

a0313715_15074081.png●weathernews 地震情報


a0313715_13574441.jpg●近畿地方の緊急地震速報は ダイヤル1008 ABCラジオ

――地震が発生したら先ずは火の点いている所を確認して直ぐに消せる火を消し、物の落下を避ける。

a0313715_14505979.png

ABCテレビ おはようコールABC 5.00~6.45/月~金
ABCテレビ おはよう朝日です 6.45~8.00/月~金
ABCテレビ おはよう朝日土曜日です 6.25~8.00/土

a0313715_19554738.jpg

フジテレビ めざましテレビアクア 4.00~5.25/月~金
フジテレビ めざましテレビ 5.25~8.00/月~金
フジテレビ めざましどようび 6.00~8.30/土
[PR]
by keitan020211 | 2015-12-30 15:24 | 文明論 | Comments(0)
<< 国民国家による他国への軍事介入 三浦瑠麗氏 産経新聞『正論』の... >>