「あべいっきょうせいじ」――?? 国民に分からない言葉を遣わない
賊軍を官軍の勝ち組クラブに入れる
賊軍戦没者の靖国神社の合祀に 絶対反対

都合の悪い歴史を覆い隠す
A級戦犯の分祀に 絶対反対

皆様の力で阻止しましょう!

 松尾貴史氏の今日のツイートに「「安倍一強政治」と聞くと寧ろ「一凶」や「一狂」という文字が想い浮かぶ。」というのがある。
 私はそれをリツイートして「否、「一興」でしょう。」と記した。

 その私のリツイートは安倍政治は予め用意周到に作られた猿芝居であるということで、格好良く言えば政治がエンターテインメントになっているということである。それを様々な立場から「一興」するのが今の世論。
 安倍自民党が先の解散総選挙『謙虚なふり解散』に大勝を収めたのも、支持する人もしない人も、その一興の時が終わってしまっては詰まらなくなるからであろう。猿芝居が楽しくて堪らず、終わってしまっては困るのである。「パンとサーカス」の政治ならぬ、政治そのものがサーカスになっている。
 また、見世物には凶器や狂気が出て来ることもある。

 小池百合子東京都知事の率いる希望の党が敗れた原因も「安倍一強政治」にある。
 安倍自民党が一強の状況にあるからということではなく、「あべいっきょうせいじ」。

 「あべいっきょうせいじ」と聞いて何のことか分かる人がどれだけいるであろうか?
 
 「安倍一強政治」とは新聞やテレビの下らないコメンテーター等がしばしば書いて/言っている言葉であるが、携帯電話のインターネットのニュースを見る人が多くを占める中、それらを真面目に読む/聞く人はそう多くはないし、読んで/聞いてはいてもその言葉を自分も遣う言葉としてよく理解する人は少なかろう。
 奇しくもか、故にもか、この処に『リベラルとは何か』という問題もそれらを通して浮かび上がっている。誰も「リベラル」という言葉を理解していない。何やら聞き慣れないよく分からない言葉であるがとりあえず聞くだけ聞いておこうといい聞き流している。当たり前であり、そんな言葉をさも一般の言葉であるかのように平気で遣う報道メディアが悪い。
 そしてそのような言葉を希望の党の小池代表もまた選挙の演説に遣ってしまった。「あべいっきょうせいじを止めましょう!」――
 有権者は何を喋っているのか分からず、賛成も反対もしようがない。
 初歩の初歩からの間違いである。
 政治は言葉であり、言葉が通じなければ何もならない。
 小池氏以外なら、例えば「リベラルの結集で安倍政治を倒しましょう!」とでもなろうか。しかし「安倍政治」は安倍さんの政治ということでとりあえず分かっても、「リベラル」て何や?、となる。耳の悪い人なら「リベラルの撤収で」と聞こえるかもしれない。

 「安倍一強政治を止めましょう!」は「安倍政権だけが、自民党だけが力を持つ今の政治を止めましょう!」とでも言うべきもの。
 「リベラルの結集で安倍政治を倒しましょう!」は「私達国民の自由が危うくなっています。実感できているのは景気ではなく不自由です。かけがえのない自由を守るために安倍さん達の横暴を止めて政治を私達の手に取り戻しましょう!」とでもなろう。
 先の総選挙は有権者の代表を選び出すものではなく、「ヒロシマ」や「フクシマ」、「3.11」などという聞き慣れない言葉、聊かふざけている言葉を遣って時間を無駄にするマスコミの代理戦争であったといえる。

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フジテレビ めざましテレビアクア 4.00~5.25/月~金
フジテレビ めざましテレビ 5.25~8.00/月~金
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# by keitan020211 | 2017-11-02 20:24 | 政治、社会 | Comments(0)
2017年度 今年の番付 その1 アナウンサー;テレビ番組
 弊ブログは昨日11月1日に新年度に入りました。
 弊ブログは毎年11月~翌年10月が一年度です。
 11月に新嘗祭が行われることに由来し、新嘗祭はいわば新年会、10月末のハロウィーンの祭は年末の祭ということになります。

 それに併せ、ブログの名を旧年度までの'The Logry Freesia'、英語が'La Loguerie de la Freesia'、フランス語に変更になります。
 意味は何れも同じ、「ブログのある所 自由な国」。
 'freesia/フリージア'は花の名でもありますが、その場合は'La Loguerie du Freesia'と、冠詞が男性になります。このブログの題名としては「自由な国」という意味を併せ持つので冠詞を女性としています。国の名には'la France'など、女性名詞が多いからです。因みに花の名のフリージアもイタリア語では女性名詞、la fresiaです。

 弊ブログの毎年恒例の色々な番付を今年もしますが、前年まではグレゴリオ暦の年末12月の発表であったのが、今年からは弊ブログの新年度の始まりの時期にその前年度分のものを発表することに変えます。年末は色々と忙しい感じになることも繰り上げる理由の一つです。

 さて、番付の一つ目は恒例のアナウンサー番付。
 高齢のアナウンサーは西山喜久恵――フジテレビの『めざましどようび』の司会にこの10月になっています。彼女が長老なんて信じられない時代です。――。

 凡例:( )は昨年度の順位;一昨年度の順位

●女子の部
 1位:阿部 華也子 局外(2; ―)
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 フジテレビ『めざましテレビ』天気
 ニュースが詰まらない分、天気やエンタメを担当する者の評価が相対的に上がっている。
 2017年はCanCamのスタイリストによる衣装が冴えていた。

 2位:永島 優美 フジテレビ(1; ―)
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 『めざましテレビ』司会
 ニュースが偏向している分、ニュースだけを読む者の評価が相対的に上がっている。
 惜しくも二連覇はならないが、掛け合いが巧くなっている。

 3位:小川 彩佳 テレビ朝日(3; 3)
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 『報道ステーション』副司会
 2014年度までは二連覇となったが三年連続の3位と低迷。
 実力と魅力は尚も強いが局の番組作りに潰されている感。

 4位:堤 礼実 フジテレビ(7; ―)
 『めざましテレビアクア』;『めざましテレビ』
 立居振舞が2年目にしてはかなり安定している。
 地味に美しい、新しい型の(…)アナウンサー。

 5位:林 美沙希 テレビ朝日(圏外; 1)
 『Jチャンネル』
 2016年は報道ステーションを退いて圏外へ急落したが2017年は報道に復帰し、現地報告も多い。

 6位:竹内 友佳 フジテレビ(初)
 『ユアタイム クイック』;『ユアタイム』
 番組は散々でこの9月に打ち切りとなったが厳しい表情と声が光り初の番付入り。

 7位:宮司 愛海 フジテレビ(次点; ―)
 『めざましテレビ』;『さまぁ~ずの神ギ問』
 『めざましテレビ』の『伊野尾慧のいのお飯』など、随所で愉しませる。

 8位:竹内 由恵 テレビ朝日(9; 5)
 『Jチャンネル』

 9位:久冨 慶子 テレビ朝日(次点; 8)
 『Jチャンネル』;『おかずのクッキング』
 落ち着きが増して来た。

 10位:加藤 綾子 局外(初)
 『ホンマでっか!?TV』

●男子の部
 1位:三宅 正治 フジテレビ(初)
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 『めざましテレビ』
 頑張っているのは分かるが今一つ寒いと感じていた近年――今年は何かが違っていた。

 2位:立本 信吾 フジテレビ(1; 3)
 『めざましテレビ』

 3位:生田 竜聖 フジテレビ(3; ―)
 『めざましテレビ』
 3位を維持するも、昨年程の輝きは感じられない。

 4位:藤井 弘輝 フジテレビ(5; ―)
 『めざましテレビ』
 番付が1つ上がったがテレビ朝日が酷過ぎるだけ。昨年程の熱さは感じられない。

 5位:向井 政生 TBSテレビ(4; 1)
 JNNニュース
 有無をいわさぬ厳粛感
 
 <総評>
 初の番付入りは竹内友佳だけ。新しい発見に乏しく、総じてアナウンサーが詰まらない年であったと感ずる。

 二つ目はテレビ番組の番付――

1位:ホンマでっか!?TV  フジテレビ(初)
 それが1位になるとはテレビも落ちぶれたもの。
 中野信子や磯野貴理子など、この番組を通してそれまでの嫌悪感を見直した者もいる。人を育てる力が番組にあるということか。

2位:痛快TVスカッとジャパン  フジテレビ(初)
 それが2位になるとはテレビも落ちぶれたもの。
 初めは「全員スカッと!」でわざとらしさ、しゃんしゃん感が鼻についたが、スカッとボタンを押さない人が増えて面白くなって来ている。弊ブログはMEGUMI推し。

3位:あのニュースで得する人損する人  日本テレビ(初)
 最も完成度と安定感の感じられたバラエティー番組。
 観ていて今一つ面白くないと思うことがない。

4位:めざましテレビアクア/めざましテレビ  フジテレビ(2; ―)
 相変わらず良いが主にエンタメニュースに出る女子ナレーターの言葉と喋り方がうざく感じる。

5位:みんなのニュース  フジテレビ・FNN(5; 3)
 今年最も信頼できる報道番組に育っている。

6位:白の美術館  テレビ朝日(初)
 茂木健一郎の回は笑えた。宮沢りえの絵の作品なども物思いを誘う。

7位:林修の今でしょ!講座  テレビ朝日(1; 1)
 昨年度まで二連覇であったが、今年は掴みが足りず。

8位:ANN Jチャンネル  テレビ朝日・ANN(6; 10)
 『みんなのニュース』と比べると特集の下世話感が強くやや劣るがスタジオ陣の品質は高い。

9位:Mr.サンデー  フジテレビ・関西テレビ(7; 6)
 観るととりあえず安心する。

10位:ひるおび  TBSテレビ(初)
 最悪の番組であったのが今年は10傑入りするまでに改善されている。
 特別賞に留めようかとも思ったが思い切って10位に。

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# by keitan020211 | 2017-11-02 18:54 | 文明論 | Comments(0)
「おもてなし」と「公」――日本には公が存在しない理由
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皆様の力で阻止しましょう!

 今日10月31日の朝日新聞の多摩版を読むと東京都の『大田区が江東区を提訴』と題する報がある。
 東京湾の中央防波堤埋立地の帰属を巡る紛争である。尖閣諸島の近海の石油資源の開発などのように、埋立地の帰属にも利権が懸かるものである。

a0313715_22243384.jpg 橋下徹元大阪府知事、大阪市長が聞けば羨む話であるが、大田区と江東区は何れも地方公共団体であり、議会と公選の区長からなる固有の政府を持つ。地方公共団体とは地方毎の公共の福祉、即ち公益を図るために設けられるもの。
 では、大田区は何故に訴訟を起こすことができるのか?
 ――それは地方公共団体は法人になるからである。
 法人と個人は何れも社会の基礎単位であり、それらを総称して人格という。個人は一人の人に対する概念であり、法人は一つの団体に対する概念である。但し団体は全て法人なのではなく、人格のない社団などもある。大雑把な目安は、地方自治法や商法などの法律に基づくものが法人である。
 法人は法律に従属する事柄においてしか意味のない存在であり――個人とは法人以外であり、即ち法律に従属する存在ではない。――、公益は法律よりも広大なものである以上は地方公共団体は公益を必ずしも代表するものではないと解することができる。そのように言うと難しく聞こえるが、要は良い行政と悪い行政がある、そのことである。
a0313715_22272040.jpg 故に地方公共団体は神戸市株式会社などという話よりも悠に前に、初めから民間のサービス業でしかない。税金とはいわばそのサービス料の包括支払、コンプリヘンシブ ペイメントである。包括支払とは個々のサービスの提供の毎に支払うのではないということである。
 故にも、私は「国民/市民の血税」という口上を聞くととても違和感、アブノーマリティーを覚える。「血税」などという生臭い言葉が遣われるのはそのような地方自治の本質が理解されていないからにほかならない。「血税」などと云うから、「その血は必ず報われる。」などと欺かれるのである。
 但し一般のサービス業とは異なる側面もある。公選の議会という特殊な機関により鑑識される、アイデンティフィケーションをされることもそうであるが、公益というものについてより慎重でなくてはならないものであり、故にその職務は公務員が行うこととなる。公務員ではない一般市民は公益に関しおしなべて意識が低いと仮定される。逆ではない。公務員は一般市民よりも意識が高いという仮定ではない。公務員の意識を左右するのは彼等自らの努力の他、議会や首長の任務である。

a0313715_22294743.jpg その地方公共団体の設立による学校は公立学校と呼ばれる。
 公立学校の英語は'state school'、アメリカ語は'public school'。
 英国の'public school'は私立学校の一種であり、日本語に訳すと「公共学校」。前に朝日新聞の日めくりコラム『天声人語』が英国の'public school'を「仲間立学校」と珍奇な訳をしていたが、英国においては私立こそが公共であるということがその語から窺える。BBCやNHKなどの'the public broadcasting'、「公共放送」も同じく私企業としての公共ということ、本当か嘘かはさておき。
 アメリカ語やそれに準拠する日本の教育制度にいう'public school'はその'public'、「公共」の意味を取り違えると大きな誤解につながる。地方公共団体は地方の公共の一部を実現するための私企業であり、その教育における発現が公立学校である。それを「地方公共団体の設立による学校であるから公立学校という」ということに取り違えると地方公共団体そのものが公共を代表する存在であることになってしまう。地方公共団体が代表するのは市民の時限的付託による権力であり公共そのものではない。当たり前といえば当たり前のことではあるがなかなか普く理解されてはいないようである。
 単に地方公共団体の設立によるものということなら、'municipal school'、「公営学校」と呼べる。英国の'state school'もその意味合いに近いものである。しかし公立学校の運営の主体は地方公共団体もその一つとして含まれるがそれが全てではない。大雑把にいえば議会を通るか否かを問わず――多くの事柄においては議会を通ることを要するが、――、市民の総意がその主体である。

 地方公共団体を公共、公の代表と勘違いする故に日本人の珍奇な公共の観念、公の観念も生じる。
a0313715_22313446.jpg その一つは「公私混同」という言葉。「公私混同」は政治の世界においても企業などの世界においてもしばしば非難の対象となるが、「公」と「私」は対立概念ではない以上はその混同ということはあり得ない。対立概念と思うから混同が生ずると思う訳である。
 それを日本人に馴染み易い言葉で言えば、「公」と「私」は不即不離の関係にあるものである。霊と肉のようなものであり、互いに常につながって一つの実体をなすがぴたりと重なり合うものでもない。
 そのことは政治におけるリベラルと保守を対立概念と思う人が少なくないのとも似ている。それは立憲民主党の枝野幸男代表が自らをリベラルと云ったことはない――リベラルといわれ、他の所属議員等や支持者等は自らをリベラルと云っているけれども――、保守であると語っていることから出た批評である。
 夏目漱石の言う『則天去私』はそれらの何れとも少し違う。不即不離でもなく対立概念でもなく、私を公の欠如の状態と見做す、アウグスチヌス的陰陽思想に基づくものである。「去る」とは「離れる」ということではなく、私でありながら今の欠如せる自分とは違う『私』になってゆくということであり――シナ語では「行く」は「去」と言う。「去」の日本語とシナ語の意味を重ねあわせて用いている。――、そのためには天に則る必要があるという。その「なってゆく」感覚が近代の進歩主義思想に枝分かれして発展した。因みに彼の勤めていた朝日新聞もそのような陰陽思想が色濃くある。悪い政治家とその政策は公の欠如であり、それを批判することにより政治と社会が完全に近づくと捉える。
 公と私の不即不離の思想に基づくのは元来は産経新聞である。しかし今もそうであるのではなく「そうでした」である。近代の日本には公の観念が根づいてはいないので産経新聞の発行部数や影響力も自ずと小さいものであった。しかし、今はその不利さを解決して人気の拡大を図るために基本思想を変えてしまい、公の観念というものがなくなってしまっている。そして公と私を対立概念と見做し、近代日本の思想と言論を代表する読売新聞や毎日新聞と同じ基本思想の傘に入っている。

 公と私を対立するものと捉える――その前提となる発想は公を私の寄せ集め若しくは再分配と捉えることである。それぞれに違う私が幾人も寄り集まり或いは行き交うとそこに公が自ずと出来るという。
 それを当たり前ではないかと思う人も少なくなかろうが、世界には殆ど日本と中国、アメリカにしかない思想である。日本が近代に最も強く影響を受けている二つの国の思想が日本の「当たり前の」思想となっている。故にも日本人は本質的な処では中国を批判することができず、精々ネットで揶揄し或いは罵倒するだけなのである。
 近代日本の『公』の思想を突き詰めると中国共産党の覇権体制になる。しかし日本やアメリカにはそのようなものが本格的に実現したことがないのはそれ以外の公私の不即不離や則天去私の思想も主流ではないが根強く生きているからである。そもそも中国の共産主義を立てた少なくない思想家は日本に学んでおり、中国は天安門事件の頃までは親日国であった。
a0313715_22382393.jpg 日本、中国とアメリカのそのような公私対立の思想を支えるものは資本主義である。
 中国は元は資本主義ではなかったが改革開放政策からは世界に類を見ない極めて強い資本主義になっている。その統制的資本主義を本来の資本主義とは異なるという向きが多いがそれは中国人の振舞いと自らを同一視されたくないからに過ぎず、それは全く原理に忠実な資本主義である。資本主義の原理は国家による統制であり、自由経済ではない。

 「「私」を寄せ集めるとそこには「公」が出来る」が、出来た「公」は調和、和諧するとは限らず、多くの場合は対立が生ずる。その対立を予め織り込むことにより様々の規則を作っておく、それが彼等の考える「公共/the public」であり、「作っておく」ものである以上はそう滅多に変えることは許されないとする。若し変えることを要するならば強行採決や中間報告に委ねても宜しい、となる。一概にいって民主主義ではないし、資本主義は必然にそのようなことを是とする安倍政治を生む。
a0313715_22422747.jpg 「玄関を一歩出ればそこは公の世界。」は「玄関を一歩出ればそこは安倍さんの国。」と同じことである。
 ――玄関を出るも出ないも、公と私は境目のあるものではない。なのでそのような公共観やそれに基づく「公益」――例えば原子力発電など――は実体のない妄想である。
 「妄想」といえば、近年はその語を何やら肯定的に用いる例が多く見受けられる。インターネットサイト『2ちゃんねる』からはやり出したものであるが、多くは否定的意味と肯定的意味をないまぜにする用い方である。それなんかも彼等の公共観の反映としての言葉であり、彼等はそれが妄想に過ぎないことを知りながら公共の秩序と強弁して従わせる。公的妄想と私的妄想の対立的共存がその世界観である。
 対立的とはいえども、公的妄想の世界においては私的妄想の全てが圧し殺されるのではない。私的妄想の保持を許容する私的空間の所有を公的空間の一部に認め、互いに狼である万人によるその所有権の共有が公共の秩序とされる――日本、中国とアメリカの他にもう一つあった。トーマス ホッブスの時代(16~17世紀)の英国である。――。故に彼等にとっては表を出歩くことは通常は自分のものではないものの一部を一時的に所有する権利の行使である。若しくは、その所有権の共有を崩す者に対しては圧政を行ってもよいとする。モンスタークレーマーもそのような思想の持主の一つである。自らがおもてなしを所有する権利についての義務を果たさない仕事人に対する圧政権の行使がモンスタークレーマーである。
a0313715_22455162.jpg つまり、安倍政治とモンスタークレーマーやポリティカルコレクトネスの横行とには密接なつながりがある。先の総選挙にも現われた安倍自民党への支持はそれらを肯定し及び支持することともいえる。そろそろ失言がなくなるであろうと思われるので信任された訳であるが、安倍のモンスタークレーマー振りはまだまだ歓迎されそうである。
 そんな2010年代の今はホッブスの時代の再来といえる。サッチャーが称賛していたのは19世紀末のビクトリア朝の時代であり、安倍とサッチャーを並べて批判するのは間違いである。

 そして東京と日本が2020年までに見せてやろうという『おもてなし』もまた、そのような思想に基づくものである。
 もてなしが悪いものである筈はないが、『おもてなし』もまた公とは隔絶された所でなされる私的妄想の表現である。もてなしの主の恥ずかしい妄想につき合ってやれというのが『おもてなし』。
a0313715_22472694.jpg 『おもてなし』の原理にあっては、主客の力関係、力の均衡がものをいい、主が客より上であると見做されればモンスタークレーマーだけではなく普通の苦情も厳禁である。否、褒めることさえ「褒め処が違う、分かっていない。」として厳禁されるかもしれない。モンスタークレーマーが彼等により許容されるかどうかは『おもてなし』の主と客の力関係により決まる。分かり易く言えば、二流三流の主に対してはどんな態度を取ってもよいということであり、一流の評価を得ているもてなし主、即ち「無原罪の」仕事人、彼等にとって心地好い妄想を見せてくれる店だけがその屈辱を予め免れる。そのような原理は今に始まったことではなく昭和の昔からある。それが一時は廃ったのはあらゆる事柄に値段の高さがものをいっていた平成の初年のバブル時代であり、バブル時代はその意味では必ずしも否定できない時代である。値段の高さがものをいうとは共有された権利、シェアードライツよりもその場の金が重視されるということであり、より普通の発想に近い。
 つまり、アベノミクスの効果をバブルと呼ぶのはそれらの世界観の根本が全く異なる以上は間違いである。アベノミクスは全てを『共有する権利』に還元することを目指す革命運動である。ホッブスの時代とも少し違うのは万人が狼であるというよりは「北朝鮮の脅威!」と叫ぶ狼少年なことである。

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テレビ朝日 Jチャンネル 16.50~19.00/月~木 15.50~19.00/金
メ~テレ Jチャンネル―UP! 前記の時間の後 18.15~19.00/月~金

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フジテレビ みんなのニュース 15.50~18.57 <FNN>17.54~18.57/月~金

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# by keitan020211 | 2017-10-31 22:20 | 政治、社会 | Comments(0)
【衆議院総選挙2017】若者が自民党を支持する理由は何か?
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 こんな調査結果がある。
a0313715_18161835.jpg これは今回の衆議院総選挙での調査であり、選挙の前にはNNN、日本テレビが年代別の政党の支持率を調べていて若者の自民党の支持率が高いことを指摘している。

 これまでにしばしば若者の保守化とか現状に満足しているから、現状に満足できはしないが安定を求める傾向が強いなどの分析が語られているが、どれも間違い。
 若者は'00年代から、保守化や右傾ではなく左傾の傾向にあることは古谷経衡氏がその著書などを通して繰り返し指摘しているし、現状の満足度は自民党を支持する若者にもその外にも、人それぞれであり傾向といえるようなものはない。安定を求めることについては、弊ブログの直前の記事が彼等が求めているのは安定ではなく国と自分の一発逆転であると指摘している。安定というものを想い描けるだけの伝統や理想論などの強い観念は今の若者にはないし、昔も今よりはあったがおしなべてなかった。若者が安定を求めることは本質的にはあり得ず、選挙の結果もその本質に即して見るべきものである。

 近年は所謂『日本すごい!』もののコンテンツの隆盛から、若者がそれらの影響を受けていると思われている節があるがその影響を最も強く受けているのは40代以上の中高年であり、若者への影響は一部の特殊な例を除いては然程に強くはない。中高年には若い頃に日本を誇ることが許されないような空気の下に育っているので老いつつある今になって昔はなかった日本の誇りをコンテンツを通して手軽に得たいと思っている者が多い。それは支持する政党や政策には直結せず、立憲民主党や共産党などの左派政党を支持する人々にもそのような『日本すごい!』が受けている。
 但し40代は日本を誇ることを許さないかつての常識、所謂反日的世論に一定の理解があり、国の誇りを促すものに対する抵抗感が最も強い。若者と同じく一部にはネット右翼となる特殊な例もあるが大半は中道的政治観や価値観を持ち、自民党以外への支持の多さが30代以下とは明確に違って多いことが上のグラフにも見て取れる。しかし50代以上とも違い、自民党に対する絶対的拒否感というものも少ない。私なんかも、政権交代のある二大政党制の確立には自民党を割ることが不可欠とし、希望の党の側にほしいものとして石破派や麻生派などの自民党の一部を高く評価してもいる。野党共闘で候補者を一本化すれば自民党に圧勝することができるなどという空理空論には与しない。
 日本を誇らないから、日本は世界に名を成すことができた。「若者の保守化、右傾」という見方からすればそれを分かっていないのは若者であるということになるが実は分かっていないのは50代や60代である。1950年代や'60年代の生まれ育ちの人々である。彼等は高度経済成長を担ってはいないが子供の頃に見ているので恰も自分達が日本の発展を知る人でありその魂を今に伝える人であるかのように勘違いしている。彼等が『日本すごい!』を作り出しそして観ている。
 70代は逆に自民党の支持率が高い。20代以下にとっては爺様婆様であり、要は祖父母の支持を踏襲しているのである。家柄の保守は政治の保守とは関係がなく、若者はそれを通して保守化している訳ではない。
 父母は現役世代であり煩悩がより多いので子が踏襲するための確かな決め手にはならない。しかし少なからず影響はある。
 若者ではなくなりつつある私なんかも、自らの政党の支持は祖父母や父母の影響が少なからずあり或いは強くある。殊に父方は民主党や希望の党が強い地域の家系であり、私がそれらを支持することに多分に影響している。
 この選挙で自民党が財政の再建を後に回して再分配に切り替えたのも若者の爺様婆様の意向の反映である。彼等祖父母の今後の生活には既に見通しが立っているので財政の悪化を気にする必要はなく、孫達のためにも再分配を勧めてほしいと考えている。その反映が安倍政権のいう『子育て世代への投資』であり、それは今の子育てに当たっている世代のことではなく次の子育てに当たる今の若者の世代のことである。
 しかし、見通しが定かではないのに老後が迫り来る50代と60代にとっては財政の再建が最優先と考える人が多い。故に何れはそれを捨てることが予想される自民党への支持は少なくなる。
 30代は40代の程ではないが、日本を誇ってはならないことが常識であった「反日的な」旧時代を少しは知っている。彼等が少年として育った'90年代は朝日新聞の従軍慰安婦の強制連行がスクープとなったり村山談話が出たりと、'80年代に下火となった「反日的」傾向が再びにわかに強まった時代である。彼等は自民党を抑え込み過ぎるとそれを不服とする極右的勢力を頼りにして人気の回復を図るようになることを安倍政権を通して実感しており、自民党を抑え込み過ぎずに適当に評価する傾向がある。40代は余りそのような反動を考えずに自民党を叩いて抑え込むのが良いと思う人も多く、ネット右翼とは逆の立場からの類似性がある。
 20代以下にも幾らかはそのような理由から自民党を支持する人もいる。今の20代は自民寄りのピークであり、10代からは再び自民党以外の支持が漸次に強まることが予想される。今の10代は小泉総理の「自民党をぶっ壊す!」を観ていないので自民党には自浄能力があるという印象も20代や30代の程にはない。
 また、10代に特徴なのは野党の第一党となった立憲民主党と第二党となった希望の党を比べると希望の党の支持が際立って多いことである。他に希望の党が上回るのは20代と30代だけであり、10代は私、弊ブログが常々高く評価する今の30代と少し似ている。日本維新の会の支持は10代が30代と比べ低いのは先の父母の代の話のように、維新の主張や政治の様式が大人の煩悩と感じられるからであろう。
 自民党もそうであるが、希望の党も若い人々を捉えていることが分かる。
 立憲民主党が自らを一方ではリベラルと云い一方では保守と云い、立憲であり護憲ではないなどと訳の分からないことを吹き回っているのは明らかにアイデンティティーの危機にある高年層の受けを狙うものであろう。とにかく護憲や左翼と言われて莫迦にされるのが嫌でごまかしをする高年層。

 よってこの選挙は日本が再びリベラルになってゆく、曲がり角の選挙であるといえる。

 それと、この記事に初めに語ろうと思っていた重要な点――

 キーワードは「日教組!」。

 今の20代が小学生であった'00年代に、自民党が民主党に対抗する手立ての一つとして日教組教育の粉砕を提起して実行に移した。
 すると、日教組に疑問や反感を持つ教師等がそれに賛同し或いは呼応して反日教組の教育をし始めた。
 2009年の衆議院総選挙ではその主張を露骨に出した故に惨敗したが依然としてそれを支持する教師等は多い。
 教師が教師を蔑むので教育が総じて信用されなくなっている訳であり、故にも無償とする改革を求める機運が高まっていることを与野党共に認識しなくてはならない。そんな教育に金を出す価値はないというのも無償とすることが支持される理由の一つであり、必ずしも子供の未来をより良く開くために支持されているのではない。
 今の若者はそのような自民党の主導による反日教組の教育を受けているので自民党が正しいという観念を持つ人或いは自民党が必ずしも正しくはないが他はもっと悪いという観念を持つ人が多くなっている訳である。
 「天に聲あり 子供をして語らしむ」、即ち「子供の語るは天の声」ということで、親達もそれを信じてしまう。
 森友学園とどちらが悪質か?、今の公教育は余程に悪質である。森友の教育は籠池氏の信条に基づく。教育基本法にも反しない。しかし公教育にはそのようなことは許されないのに森友よりも強くなされている。
 「自民党という強い党がありますね。今は小泉さんですね。その他には民主党とか共産党とかありますね。」、それだけで刷り込みになる、反日教組教育になる。そのような説明をする教師は旧時代にもいたが今の程にはいなかった。

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# by keitan020211 | 2017-10-25 19:28 | 政治、社会 | Comments(0)
【衆議院総選挙2017】それぞれの居場所を巡る戦い 自民党の勝因と希望の党の敗因・立憲民主党と共産党に潜む意味のなさ
賊軍を官軍の勝ち組クラブに入れる
賊軍戦没者の靖国神社の合祀に 絶対反対

都合の悪い歴史を覆い隠す
A級戦犯の分祀に 絶対反対

皆様の力で阻止しましょう!

 22日の衆議院総選挙の結果:

 自由民主党  284 ±0
 公明党    29 -5
 立憲民主党  55 +40
 希望の党   50 -7
 日本共産党  12 -9
 日本維新の会 11 -3
 社会民主党  2 ±0
 無所属 22
 計 465

 この議席の数を見て分かるのは立憲民主党が大きく勢力を増した外は何も変わらないことである。
 強いていえば共産党の議席が9減ったことは立憲民主党と社民党との候補者の一本化による選挙協力のために予め自らの計算ずくであったことも一理あるが、近年の共産党ブームの終息を物語るものでもある。共産党には更に力強く自らを訴えてゆこうとするような様は見受けられなかった。故に共産党がこの選挙において野党共闘には一定の成果があったとその結果を肯定的に評価するのは自らの怠慢の隠れ蓑でしかない。実態は野党の共闘ではなく、立憲民主党を盛り立てて自民党の勝利という危機の認識を怠り慰めるものでしかない。成果はないと認識しなくてはならない。政党交付金の辞退の欺瞞などもそうであるが、そこに共産党の今まで蔽い隠されていた不誠実を見る思いがする。なので「強いていえば」ではなく重要な兆候と見るべきであろう。

 選挙の結果を受け、報道メディア等は立憲民主党、共産党、社民党と希望の党が候補者を一本化して野党共闘を徹底しておれば自民党の票は及ばずに最大で80ないしは90議席を失っていたであろう、希望の党が出来た時は大きな風が吹いて大変な脅威と感じたとの自民党の某者の見立てを紹介してそれに同意するように伝えている。
 しかしそれは空理空論というものであり、希望の党が前三者との共闘をする訳はないし、風も吹いてはいない。報道は異口同音に風が吹いたが「排除の発言」を機にその風は失速したというが、風が吹いてはいない以上はその失速もない。初めから終わりまで希望の党は粗等速で選挙戦をして議席を維持したのである。その程に報道メディアと有権者の認識の乖離が浮き彫りになったことは今までにない。
 希望の党が小池百合子代表、東京都知事の示すフリップと共に発足した時に、候補者を全国に立てる準備をしているとの情報がまだ届いてはおらず、10議席程の小政党として始まるとしか考えられなかったし――少なくとも画面を通して見る印象はそうである。――、前原誠司民進党代表が民進党と希望の党の合流を決めた時には民進党の当時の議席を辛うじて維持することができる程という感じであった。合流がなければ民進党の議席は増えることも考えられたしその場合には野党共闘が本当に成果を挙げたといえるようになっていたかもしれないが希望の党との合流では現状の維持が精々であるとしか考えられない。そして「排除された、酷い!」とばかりに立憲民主党を立てた人達の分を引けば50議席台となることは初めから予想がつく。後はない風の下で如何に新しい議席を積み上げるかの話になるものであり、風が引いたとかいうものではない。よってあり得る予測は自力のみで50議席か100議席か、何れとなっても与党になれなければ五十歩百歩の違いである。
 仮に4党の一本化による票が自民党の票を上回っていても、その勝利が後々に遺すものは何もない。結局は共産党が連立政権に入れずにそこで初めて「排除の論理」となる。野党共闘は何であったのかということになり、極めて存在意義の疑わしい政権になるものであろう。
 報道メディアはそのような空理空論をしかも選挙の後に語り、自民党が恰も未曾有の危機を乗り越えたかのように描き出して称賛する。二階俊博幹事長などが党員へ通達した「危ない」、「気を引き締めよ」と云うのは尊大に見られないようにするためだけの「言うだけ」、「格好だけ」であり、実態は少しも危なくはなかったし、気を引き締める必要もない状況であった。その辺りの実態をあけすけに示すのは東京随一、日本随一の愚民地域である東京都葛飾区の選挙区で圧勝を収めた歩くゲリマンダーこと平沢勝栄氏であり、選挙特番に出てそれと同じことを語った。彼も少しは付き合いで危機を感ずる振り、気を引き締める振りをしていたが勝つや本音を曝け出した訳である。

 安倍自民党の勝因は一つ、先に発足した新しい内閣が有権者の不安を買わなかったからであり、特に河野太郎外務大臣と野田聖子総務大臣、江崎鉄磨北方沖縄担当大臣への支持が大きい。そこで安倍政権はリベラル路線に明確に転換したと受け止められた。それを決めたのは安倍晋三総理なので、「新しい安倍総理」、「そのような安倍総理」への支持でもあり、自民党が支持されたけれども安倍総理が支持されたのではないとの報道メディア等の指摘は当たらない。「総理は安倍以外が良い」とする世論調査の回答率は51%とかであり――週刊誌の調査では60%程――、いつでも引繰り返る可能性があり、明確な民意とはいい切れない。――安倍政治は安倍政権により棚上げになった訳である。
 また、憲法の改正がこの「三分の二」の勝利により一挙に勧められるとの見立てが多くあるがそれも棚上げになる可能性が高い。憲法の改正を否定しない希望の党がそれを余程に野党の立場から先頭に立って勧めれば状況が変わる可能性もあるが党の基本の路線を改めて確認して国民の認知を図ることが優先されるのでそれ処ではなくなるし、自民党も改憲には慎重な公明党との合意が固まるまでは自ら提起することは難しい。希望の党は改憲についての議論を広くするべしと云うのであり、実際に改憲を必ずしなくてはならないとするのではない。寧ろ実際の改憲については立憲民主党が希望の党よりも、既成事実である安保法制などとの辻褄を合わせるために求めるであろう。

 報道メディア等が安倍自民党の勝因の分析として挙げているものに有権者が政治の安定を求めているからというのがあるがそれも間違い。
 正しい分析は安定ではなく一発逆転を望むからである。
 何を一発で逆転するのか?、それは安倍政権の時代を通して悪くなっている世界の日本を見る目を、そして成果の出ないアベノミクスによる景気をである。
 安倍政権によって悪くなった状況を変えられるのは安倍政権だけ、つまり、有権者は自分の尻を自分で拭うことを安倍政権に求めている。自民党を支持しない、例えば希望の党に投票することをも前向きに検討した人々も、政権の交代をしてその尻拭いをするにはあの小池百合子の希望の党にも余りにもきつ過ぎると思うのである。例えば安倍政治を安全地帯から支える経済産業省や消費増税と財政の再建を梃でも曲げない財務省も始末をするにはきつ過ぎるものの一つである。弊ブログはおしなべて官僚には肯定的で好意的であり、政治主導を一元的に追求するべきではないとするが、昨今の官界は聊か異常であると思う。有権者は漠然と、そのような空気と状況を感じ取っている。
 小池の党にもきつ過ぎる程の状況は東京都庁を相手とする小池知事のこの一年に姿にも感じ取れる。首領が都庁をなかなか動かせないのにその子分達が経産省や財務省を動かせるか、そのような印象を持ってしまう。
 故に、安倍総理は今の状況を好転させる処までしなくてもよい、只、自分の尻は自分で拭って元の状態に戻してほしい、そうなればこの国の一発逆転の好機が出来る。有権者はそれを求めている。尤も、そのような地道で華がなく、心苦しい状況を違う意味での安定とは呼べなくもない。

 希望の党についていえば、以上から、小池代表に余りこだわるべきではなかった、新たに合流して加わった民進党の前原誠司代表がもっと前面に出ておればもう少しましであったと思う。
 そのためには無所属にはならずに希望の党の推薦だけをでも取り、希望の党の顔として選挙を戦うことである。無所属になった者は野田佳彦総理など他にも多くいるが、前原は彼等とは異なる立場にあることは明らかであり、彼等と肩を並べて無所属になる理由はない。民進党の代表が合流してゆく希望の党の顔に少々の不人気や不満をおしてもなることは何もおかしくはないけれど、無所属では民進党の代表ではないと云っていることになる。

 それと関係し、この選挙は殊に希望の党にとっては候補者の属する党の支持を問うのではなく各々の候補者の各々の地域における支持を問うて改めて確認するだけのものとなった性質がある。希望の党の推薦をも受けていない前原は、京都2区におけるこれまでに民主党を通して築き上げている個人の地盤の再確認である。それにより、民主党に有利になるために作られた小選挙区比例代表並立制が終には民主党に圧倒的に不利な制度となり、前原などの希望の党の候補者が自民党型の個人の地盤による勝利を確保するようになっている。地盤は必ずしも悪いものではないが良いのは党の地盤であり個人の地盤ではない。
 希望の党が勝った選挙区を見ると、民主党が粗必ず勝てる地域、即ち初めから民主党の風土であった地域がそれらだけであったことが浮かび上がる。また、比較的に1位自民党との票の差が少ない地域も比較的に民主党の強い風土の地域である。
 或る週刊誌に希望の党は東北では圧勝するであろうとの予想があったが、これまでに民主党が東北で強いのは鳩山政権の政策である農業者戸別補償制度による処が大きい。ために農協も民主党政権を支援したのであるがその政策は今般の民進党の分裂により立憲民主党が継承することを打ち出しており、希望の党はそれをどうするかを決めてはおらず、そうなれば東北において有利になるのは立憲民主党になる。事実、希望の党は階猛氏の立つ岩手県を除き議席を取れず、立民党が健闘する結果となっている。
 しかし、農業者戸別補償制度が意義を持ち得るのは寧ろ自由貿易を粗不動の是とする希望の党な筈であり、そうではなく保護貿易の可能性を見据える立憲民主党とは本来は相容れない筈である。その制度はTPPなどの自由貿易の促進と引き換えに農家の存立を保障するためのものであり、TPPに反対ならば単なるばら撒き、不当な優遇の制度になる。つまり、立憲民主党は理念についてはともかく、政策については何も考えていないことが分かる。

 安倍の話に戻る。
 アベノミクスは既に終わっている。
 そもそも、始まって5年をも経ている経済政策が「これからもアクセルを吹かしてゆく。」ことができる訳はない。
 その5年の間に日本経済はそれまでと比べるとかなり大きな成長を記録した。しかしその始まりは民主党の菅政権の頃からであった。リーマンショックにまつわる世界不況が終息して日本経済もV字回復、民主党政権の支持率もV字回復となった。東日本大震災による景気の落ち込みは大きくはなく、2010年から今2017年に掛けて安定の好況が続いている。その最高潮は年率4%に達しようかという今年2017年であり、それを過ぎるともはや景気は後退に向かう。故に求められるのは迫る新しい不況を最小限に抑えること、最小不幸社会を実現してゆくことである。
 つまり、この7年の経済の状況はアベノミクスとは何の関係もない。自律成長を遂げている日本経済の上で、安倍政権はない旗を振って「俺達が良くしてやっている。」と悦に入っているものである。現実にそれを支えている労働者や経営者にとっては甚だ不快なことである。経団連の会長なんかも、テレビや新聞の前ではアベノミクスにこれからも協力してゆくと語るが選挙では希望の党に投票したかもしれない。

 希望の党の失策がそこにもう一つ浮かび上がる。
 それは企業団体献金の禁止を訴える公約である。
 民進党の150億円とかいう蓄えも大切ではあるが、政権党を目指す党が企業団体献金を受けないのでは成り立つ筈もない。個人献金の慣習がない日本においては尚更である。
 希望の党はそこで経済界の理解を充分に得ることができないことになってしまった。多くの政策は理解できるけれどもそこだけが引掛かるのである。
 経済界に与してはいない一般の有権者は企業団体献金を余り良く思ってはいないであろうという誤解、それが新しい時代の新しい常識であるという思い込み、民意の読み違えがそこにある、殆どの政策は民意であるといえるが。
 逆に、或る党を負けさせたり潰したりしたければ企業団体献金の禁止を訴えさせれば成る訳であり、そのような「もぐり」を排除するべきなのは当然であり、「排除の論理」などといって非難されるべきものではない。

 希望の党の重大な失策はもう一つある。
 それは選挙広告のデザインである。
 選挙管理委員会の発行する選挙公報では1面を取り、新聞の広告でも1面から読めば最後に、テレビ欄から読めば最初に出て来る好い位置を取ったことは議席の維持に役立ったが、デザインが拙過ぎる。
 その拙さとは余白が多いことである。
 小池代表の姿が大きく映り、党の政策の根幹である『12のゼロ』を下の辺りに小さく示し、余白が多くて白ちゃけた印象である。
 余白を多くすることは商品の広告においては高級感を醸し出して有効な場合も多いが政治の広告、殊に選挙の広告では何の意味をもなさない。
 選挙の広告に必要なのは中身が詰まっていてつかむ感じである。そのためには余白を少なくして写真や文字をなるべく詰めることである。比例代表の候補者の写真なんかもその間隔をなるべく詰めることにより結束感を出す。しかし希望の党のそれには候補者を紹介する欄がなく小池代表だけであり、そこでも小池代表にこだわり過ぎる感じが滲み出ている。
 自民党の広告はそれの定石に忠実であり、それが紙の上の形だけに過ぎないとしても、現実が形を追って実現してゆくこともある。形の通りにしなければならないという義務感が生まれるからである。
 立憲民主党と社民党は自民党の程ではないが比較的に余白を少なくして文字を詰めている。共産党や維新の会はそうではない。共産党は元々詰めることを嫌うが、議席が増えていた頃は黒ぽい背景で引き締まった印象にするなどして「掴み」を出していた。維新は議席が増えていた頃は文字がもっと詰まっていたが今回は疎になっている。
 尤も、内容がないのに形だけで勝ち続けることはできないが、どちらが先であれ、内容と形を適切に一致させる取り組みが確立しないと勝つことはできない。希望の党はまだ広告代理店や広告企画業者に一見の客としか思われていない。一見でも勝てる広告を作ってほしいと頼むことはできる筈であり、広告宣伝を甘く見ているのである。
 あのようなデザインでは、ビル ゲイツとかのように不動の大人物でなければ掴むことはなく、小池代表、知事の存在感を過大に評価している。山尾志桜里なんかと同じで、党が「小池出馬か?」などの、報道メディアの褒め殺しの策略に躍らされている。有権者は何処か下らないと感じてしまう。先にも述べたように、初めから風が吹いてなどいない。自民党はもっと下らないが、先に見ている下らなさよりも後に出て来た下らなさがより甚大に下らなく感じる。それが「人のことばかり言って自分達はどうなのだ?」とか「ブーメラン」などという揶揄につながる。

 それでも希望の党が議席を維持することができたのは民主党への底堅い信頼、その政権についての一定の好評価があるからである。
 しかし、立憲民主党へ出て行った人達を呼び戻すことはない。彼等も戻らないと云っているし、今般の分裂そのものは必要で意義のあることである。

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# by keitan020211 | 2017-10-25 16:56 | 政治、社会 | Comments(0)
【衆議院総選挙2017】期日前投票に行った 立憲民主党の躍進はほんまらしい。
賊軍を官軍の勝ち組クラブに入れる
賊軍戦没者の靖国神社の合祀に 絶対反対

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A級戦犯の分祀に 絶対反対

皆様の力で阻止しましょう!

 今日22日は衆議院総選挙の投票日です。
 私は一昨日20日に期日前投票に行きました。
 今日の雨足を見るに、行っておいて良かったとつくづく思う訳です。
 なので、自民党に投票する無党派層は寝ていてほしいと思います。

 その期日前投票、私は出口調査をしました。
 私は共同通信の世論調査員を日雇でしたこともあります。その調査の題は銀行の現金自動預払機、the automated tellers machine, ATMの利用の状況についてのものであり、'90年代の半ばの頃の東京世田谷区の船橋・砧の辺りを担当しました。銀行の不良債権が問題になっていた時代です。当日は丁度最近のように寒さが日増しになって来る季節でした。
 そもそもそのような性格なので、出口調査もこの度にフリーとして独自にした訳です。

 その調査の方法は投票を終えた人々に一人ひとり尋ねるもの
 ――ではなく、カンニングであります。
 隣の机の投票用紙を覗き見るものです。
 但し、その私が見た通りに書く訳ではありません。
 厳密に言うと、出口ではなく室内です。

 見た人数は4人、私を含め5人――

 50代女 自民党、小選挙区
 50代男 自民党、比例代表

 この時点で、かなりびびる――
 50代女は候補者の名を覚えてはいないのか、机に掲示の一覧表を念入りに確かめながら書いている。姓を書く処で既に、難しい漢字ではないのに、一文字ずつ筆が停まっています。
 選挙公報や新聞の候補者一覧を読まず、演説を聴かず、とにかく自民党に入れることだけを考えている御様子、即ち、自民党の熱心な支持者ではないが選挙は自民党に入れるものという観念の持主でしょう。それが最も悪いものであり、寝ていてほしい無党派層に含まれます。報道が期日前投票をやたらと奨めるのでそんなことになるのでもあります。
 50代男は机をではなく、投票箱の前で用紙を折畳む直ぐ前に自分の書いたものをまじまじと確かめる様を捉えました。
 枠の中の字の位置や筆圧から、熱心な支持者でも無党派層でもない、並の支持者なことが窺えます。但し初めて自民党を支持するきっかけとなったのは先の50代女と同じくそのように誰かに教えられてのことでしょう。50代女と書き出しの位置や字の間隔や傾き具合、筆圧が粗同じで、夫婦か兄弟かとも思う程です。

 20代女 立憲民主党、比例代表
 60代男 民主党、比例代表

 むー、やはりか…という感じです。
 ――やはり立憲民主党が良いよねということではありません。誰が何に投票するかは大体、風采で分かるということです。

 先の自民党の二人は、その姿をぱっと見て予想の通りでした。「こういう人は自民党に入れる。」、その見立てが余りにもその通りなので却てびくっと来る訳です。
 その風采はきれいか否かといえばきれいながら、どこか「文句をいわれないような装い」を常に心掛けるような処があり、中には「何か文句あるのでしょうか?」といつも目が訴えているような強者(つわもの)もいます。そのために、コスパの低い、即ち特に良くもないが値が高いものを選ぶ。そんな感性と経済性がいながらに滲み出るのです。
 恐らく、暮らし向きは然程に良くないのでしょう。しかしそれでもアベノミクスがいつか自分達にも及ぶ筈と信じて自民党に投票するのです。ではそのために自分がもっと善く働いて会社に貢献しようと思うとかでもなさげです。とにかくお金が回って来ないかなと願っている。――尤も、金融緩和によって増えた貨幣を、銀行が市場に少しも回していないのが現状なので「回って来ないかな」というのはその通り、しかし、本来は願うばかりではなく怒るべきものです。

 一方、立憲民主党に投票した二人は一見しただけではどの党に入れるのかは決定的予想はつきません。自民党ならそうかもとも思えるような感じで、他も色々と考えられます。
 机を見ると、20代女、「立憲民主党」と書いている。――そこで事後確認で「やはりそうか」と思う訳です。「トランプが勝つと思っていた。」は全くの事前予測ですが、「ヒラリーが負けると思っていた。」は全くの事後確認でしかないのと似ていますが、分かれば納得。
 もう一人の60代男は「民主党」と書いている。そして一覧表をもう一度見直し、書き直したかどうかまでを見てはいません。その記載は立憲民主党の得票になります。民主党がまだあると思って書いたのならば実質の支持は希望の党になる筈ですが風采からして立憲民主党へ乗り換えていそうな感じなのでそれを前提に話を続けます。

 立憲民主党の支持者に見られる特徴――
 ――二人とも肌がきれい。
 先の自民党の二人もきれいか汚いかといえばきれいですが、そのきれいさはなんとなくケミカルな感じがします。ケミカルウォッシュな肌のつや。
 立憲民主党の二人の肌は天然で、60代男の頭なんかも優しい光が感じ取れます。
 20代女の装いは質素且つ清楚、つまり真面目型で所得は少なさげですが苦しいという程でもなさげです。恐らく、アベノミクスの評価は大体私と同じで「良くも悪くもなっていない。つまり無意味(ナンセンス)。」という感じでしょう。それはさておき彼女が争点と見做すのは党のこの選挙でのキャッチコピーでもある、『まっとうな政治』でありそうです。まっとうな政治を最もしそうな党を選ぶと、立憲民主党。私はそうは思いませんが、彼女のキャラからすればよく分かることです。
 60代男は所得はやや高めで、典型的知識層みたいな、温和穏健で時代の波にも結構敏感なナイス老、いや、現役か?昔なら自民党のリベラル派を支持していそうですが、希望の党にも合わないことは全くありません。
 その二人の位の感覚が立憲民主党の政治になれば良いかと思いますが。

 ……「が」、何や?

 多分、その二人はツイッターとか見ていない。
 テレビと新聞、そして唐突に出くわす演説の現場に映る印象だけで見ると、立憲民主党は恰もその二人のような人々を代表する政治という感じがしてしまいますが現実はもっと複雑です。逆に、彼等がマスコットキャラにされるだけのような気がします。
 私が特に信用ならないと思うのは長妻昭です。長妻は結局何なのかを考えると、卑怯者という評価がぴたりと来ます。共産党などを心の底では蔑みながら、自分達の政治生命のためには都合好く利用する。――この選挙でも勝ちそうですが、辞めてほしい政治家の一人ですし、小池百合子希望の党代表の言う「排除致します。」とは正に長妻のことと思うのです。枝野も辻元も赤松も構わないけど、長妻だけは駄目。

 長妻昭が主導したあの年金国会から、年金の問題は寸分でも動いたでしょうか?
 また、年金以外の問題にも手を着けることができているでしょうか?
 勿論、現職の安倍自民党政権を含めての問いです。
 安倍政治を呼び寄せたのはつまり、長妻ではないですか。ナチスとヒトラーを呼び寄せたワイマール共和国のようなものです。

 ………………………………………そうだーーーーーーー!!!!!!!!、再稼働反対!!

 ということで、私、40代女がそこで投票したのは小選挙区・比例代表共希望の党です。齢はここだけの秘密です。
 自民党に入れた2人と立憲民主党に入れた2人の狭間でなかなか肩身が狭いです。

 その日に買って読んだ朝日新聞の多摩版に、小選挙区の候補者等の政策観を図に示す記事があり、希望の党の東京23区の伊藤俊輔氏が私の政策観と粗ぴたりと合う。こんなに一致する者は初めてです。伊藤氏は前回の総選挙では日本維新の会の公認候補でしたが今回は希望の党に移っています。
 そこに立憲民主党の山花郁夫氏や自民党の萩生田光一総理補佐官のも出ており、何れも党や政権の考え方とは必ずしも一致するとは限らないことが分かります。山花氏は軍拡の可能性を否定してはいないし、萩生田氏は選択的夫婦別姓に賛成しています。軍縮を是とする立憲民主党や典型的家族を是とする自民党のイメージとは結構な違いがあります。
 選挙は投票の締切の前の1時間が最も投票率が上がります。前回や前々回の総選挙はそこで有権者の一割分もの票が自民党に入って結果が決まりました。
 その分が今回は希望の党に入ってほしいというよりは、そのような現象そのものが起こらないことを願っています。
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a0313715_15074081.png●weathernews 地震情報


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――地震が発生したら先ずは火の点いている所を確認して直ぐに消せる火を消し、物の落下を避ける。

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# by keitan020211 | 2017-10-22 15:59 | 政治、社会 | Comments(0)



政治、社会、文明論、生活などについて語るブログ ●希望の党民社協会(高木派)と自民党水月会(石破派)、志公会(麻生派)を支持。●"Logry Freesia"とは『ブログのある所 自由な国』の意味です。
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