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鉄道のイメージ色 「京急は赤」とか。
 今日8月25日の朝日新聞にこんな記事があった。 そういえば、というか結構永らくの傾向であるが、鉄道のイメージ色というものが薄まっている感じがする。
 薄まっているとは、薄い色が多くなっているということではなく昔のような明確なイメージがなくなっているということ。
 その先駆けといえるのは私の永らく好きな鉄道である京王電鉄が平成初期にそのイメージ色が深紅であったのを濃い薔薇色――:ピンクパンサーのようなショッキングピンクに近いもの――と紺の二調に替えたこと。
a0313715_21001485.jpg 京王のそれは社のCIとして徹底して認知を図ってきたので明確なイメージがないというような批判にはあたらないかもしれない。
 しかしその後に、21世紀に入る平成10年代の頃から全国の鉄道が従来のイメージ色を廃して新しいものに替えることが相次いでいる。
 朝日新聞の記事の言う「一方では伝統を守る鉄道もある。」とはそこに例示される阪急電鉄だけではなく、近畿日本鉄道、名古屋鉄道、京浜急行電鉄と小田急電鉄、初めから路線によりイメージ色の異なる東京メトロとJRの3社を除く大手15社の内の5社。

 昔の各社のイメージ色は以下の通り:

西鉄: アイスグリーンに梅色
南海: 二調のくすみ緑
近鉄: 深紅 ――現行
京阪: 二調の緑
阪急: マルーン ――現行
阪神: 肌色に、準急以上専用車はオレンジピンク・普通専用車は茄子紺
名鉄: 明るい赤 ――現行
京急: 真紅 ――現行
東急: ステンレス地に原色の赤
相鉄: アルミニウム地に明るい赤
小田急: アイボリーホワイトにロイヤルブルー ――現行
京王: アイボリーホワイトに深紅
西武: マスタードイエロー
東武: 肌色
京成: アイボリーホワイトに原色の赤と明るい紺

 それらのイメージ色の他に、車輛以外の所に用いられる副イメージ色というものもある。車輛の色になっていて目立つ色よりも結構それが重要であったりする。
 その副イメージ色は異論もあるかとは思うが、以下の通り。

西鉄: マルーン
 ――理由はよく分からないが何となくそんな感じがすると思っていたが、最近の新型車両が本当にその色になっていて正夢みたいな。
南海: 紫
 ――関西空港行の特急ラピートや高野山など沿線に多くある寺の僧侶の法衣の色から。
a0313715_03272975.jpg近鉄: 朱色
 ――駅名標や伊勢神宮など沿線に多くある神社の鳥居や朱印の色から。
京阪: 瓦黒
 ――沿線に多くある寺や町家などの屋根の色から。
阪急: ローズピンク
 ――阪急電鉄のロゴマークの花の色や券売機の色から。「深い幸福」という感じ。
阪神: 薄曇空色
 ――神戸港及び阪神間の浜に望む空の色から。
名鉄: 土色
 ――名古屋地方の輪中の地質から。三河線の豊田市の土橋駅が「つちはし」と読むことや瀬戸焼の土の色などからも。
京急: アクアブルー
 ――京浜急行電鉄のロゴマークや駅名標などに広く用いられるアクセント色から。
東急: 橙
 ――理由はよく分からないが何となくそんな感じがする。東急の標語『美しい時代へ』から想わせるのが明るめ~深めの幅のある橙色。ロゴマークにも一部は明るい橙色のものがある。現在は大井町線のイメージ色となっている。
相鉄: 明るい若草色
 ――昔の更に昔の相鉄電車の色が若草色で、今もその印象が失せない。沿線は昭和後期の新興住宅地が多くを占め、若さと希望、そして調和のある繁栄と幸福を感じさせる。
小田急: 黒
a0313715_03233773.jpg ――やや艶の深めな黒。因みに私の好きなのは炭などのような艶消黒。小田急沿線は地域性が多様なのでそれらを跨ぐ共通のイメージ色となるとどうしても黒ということになる。服装にプラダなどのような黒を好む人の率が高いのも。
京王: 白
a0313715_03255960.jpg ――白物家電のようなプレーンな白や昔の車輛の色であったアイボリーホワイト、高級車の車体や内装のようなプレミアムな白など色調と質感に幅がある。京王プラザホテルの高級な白のイメージが大きい。
西武: ロイヤルブルー
 ――西武ライオンズのイメージ色。私もライオンズのファン。
東武: くすみ草色
 ――浅を出てど田舎へ行く電車なのでそういう感じ。「くすみ色なら齢相応」というステレオタイプな考え方を想わせることからも。
京成: 淀み空色
 ――成田空港の欠航が懸念されるような悪天候を想わせる空の色。

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by keitan020211 | 2018-08-26 03:28 | 文明論 | Comments(0)
ブログ5周年記念で自己紹介をします。
 弊ブログ『La Freesia』は今年の8月6日に5周年を迎えました。

 最近はブログの更新やツイートを少し休んでいたので今日8月25日は久し振りのブログ・ツイートになります。その故に5周年を記念する記事もこれが初めてになります。
 但し5周年を前に大改装をし、五年分の過去の記事は一部の私の特選の記事を残して全て非公開になっています。しかしそれらの非公開の過去記事をの閲覧を御希望の方には強い要望があれば再び公開しますのでコメント欄を用いてその旨をお申し付け下さい。

 これまでは、私の自己紹介は折々の記事の中でちょろちょろと小出しに語るだけでまとまりのある自己紹介は特にはしていませんでした。
 しかし今日に見た或る方のツイートに自己紹介に打ってつけの題材があり、それを手取り早く用いてここに自己紹介をします。

 博報堂の出身の批評家中谷彰宏氏によると、本当は自己紹介は15秒で出来ないと良くないそうです。15秒はテレビCMに一般の所要時間。
 私はフリートークを3分なら3分00秒でぴたりと行うことができますが、自己紹介を15秒でしたことはありませんし仮にあっても憶えていません。
 その題材は75項目の質問に答える形で、少なくとも7分ほどは掛かります。以下:
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1:  女
2: 数えで44歳
3: 170㎝ ――過去記事には169㎝と云っていますが今年の健康診断では170㎝を二十年振りに記録した。
4: 52㎏
5: O型
6: NA
7: 波瑠のようなマッシュボブ
8: 焦茶 ――焦げているのではありません。
9: 未経験
10: 射手座
11: 24.5㎝
12: おっとり
13: 腕 ――猿みたいです。
14: 脚 ――但し背が高めなので絶対値は長め。
15: 写真 ――今年の初春にデジタルカメラを初めて導入した。
16: 乗馬
17: 東横線か田園都市線かといえば東横線と答えるタイプ
18: 東横線か田園都市線かといえば田園都市線と答えるタイプ。 ――因みにこの題材の提供者は田園都市線好き。
19: 多分ない
20: 特にない
21: <時間切れ>
22: <時間切れ>
23: 濃灰;黄緑;苔緑;橙;薄ピンク;インディゴ;サテーナ;ホワイトパールクリスタルシャイン
24: [お馴染]REGAL; LEVI'S; GAP; 横浜元町スミノ;GU; UNITED ARROWS; EDWIN [憧れ]agnès b.――タンクトップを1着だけ持つ。―― [注目]LOWRYS FARM――理想な財布を最近に見つけた。タンクトップを只今着ている。―― [単品推し]earth music&ecologyの長袖Tシャツ<:写真>a0313715_19412968.jpg――只今着ている。――
25: 阪急宝塚駅・宝塚大劇場(兵庫県宝塚市);出町柳の周辺(京都市上京区;左京区);香嵐渓(愛知県豊田市);丹沢大山(神奈川県伊勢原市);港の見える丘公園(横浜市中区);西武ライオンズ球場(埼玉県所沢市)
26: 猫――私自身も。――;馬;コアラ;兎;栗鼠(りす);だんご虫
27: 百合;フリージア――このブログの題名;ペパーミント
28: 緑黄色野菜;葱系;茸系;亜鉛系;鯖;鰹;鰯;羊肉;鶏肉;納豆;みそ;パスタ
29: グロテスク系 ――許容限度は牡蠣や栄螺(さざえ)の位。
30: 春
31: 夏
32: 報道ステーションの富川悠太が小川彩佳をねちねちと萎靡っ(いびっ)ていて他の同僚等にも嫌われているという週刊誌の記事を見、私の常々思っている富川の姿が事実であることを確かめて思わず笑う、案の定笑い。因みに私は小川ちゃんの大ファン。
33: 2年前の8月9日に飼い犬が逝ったが、その半年程前に癌の宣告を受けて一晩中泣いた。
34: ドラえもん;きまぐれオレンジロード
35: 旧版のドラえもん;スプーンおばさん
36: 写真を撮る際にはなるべく焦点を設けずに素直に映す。
37: バーズアイ;タータンチェック;ギンガムチェック
38: ポール マッカートニー;ジョージ ハリスン;エリック クラプトン;五木ひろし;松崎しげる;中島みゆき;桑田佳祐;高見沢俊彦;桜井賢(まさる);笠浩二;渡辺美里;マライア キャリー;坂井泉水;コブクロ;越智志帆
39: 桂歌丸;上岡龍太郎;志村けん;上沼恵美子;坂上忍;有吉弘行;三瓶;マツコ デラックス;澤部佑;小杉竜一;サンドイッチマン;出川哲朗;渡辺直美;ブルゾンちえみ
40: 海援隊『人として』;荻野目洋子『湾岸太陽族』
41: 38,915
42: 麻婆豆腐 ――このブログの【Freesia料理】にもその幾つかを紹介しています。
43: 神戸多聞通 喫茶フリージア――:このブログの題名の由来――;神戸長田 喫茶if;ロイヤルホスト;神戸屋キッチン;サンマルク;吉祥寺 焼き鳥のいせや;東京明大前 中華 春夏冬(あきない);京都西院 中華 大珉;東京六本木 拉麺 ドラム缶スープ天鳳
44: お値打ち、費用対効果、コスパ ――何れも大体同じ意味。「コストパフォーマンス」とは言わない。
45: 霧雨
46: フジテレビ『Love Generation』、1997年
47: 中流階級としてプレミアムな暮らしをすること
48: なし
49: なし ――一つの言葉を愛するよりも多くの言葉に聴くことを大切と思う。
50: 角の丸め具合<例:写真>a0313715_21001485.jpg
51: ゴルフ;卓球
52: 水泳 ――:先日に三十年振りにプールに泳ぎに行った。一度は25mを泳ぎ切ったことがあるがその日は5m程しか泳げず、水中歩行で脚を鍛えることに専念。しかし筋肉痛は全くなかった。
53: 主に右向横寝
54: いつの間にか付き合い始めた後の話に移る
55: 数度
56: どう見ても本気とは思えないのが一度あった。
57: 1度
58: 55問目と同じ数
59: 脈拍が減っていないかどうかを確かめる
60: 自分似
61: マツコ デラックスのboth before and after;後藤謙次
62: ファミリーマート――それ故もあってか、ローソンの圧倒して強い神戸の出身なのに京都の出身と間違われる、悪い気はしないけど。;セイコーマート
63: 水上勉;アンドレ ジッド
64: 座禅
65: 嫌い
66: 'SOMMERSBY(ジャック サマースビー)'、1993年アメリカ ――当時に劇場で見て近年にTBSテレビが再放送をしたので再び観た。感動もそうだが、人を見た目で肩入れせず―??―に物事を両面から見ることの必要を悟らせる。
67: やや京都弁ぽい神戸弁;相模方面色の強めな神奈川弁、偶にあまり身に着いてはいない、尾張方面色の混じる三河弁も。
68: [上]半袖はあまり好きではないので夏も長袖が多い。[下]ジーンズやショートパンツなど。
69: 小田急;京王
70: Windows向けのNitro ReaderというPDFの作成と閲覧のソフト
71: 携帯電話はない。
72: 71問目と同じ。
73: 右利き
74: 融通無碍派
75: はまち

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a0313715_15074081.png●weathernews 地震情報


a0313715_1412168.jpg●東海地方の緊急地震速報は ダイヤル1332 東海ラジオ
静岡県:FM 78.4 K-MIX


――地震が発生したら先ずは火の点いている所を確認して直ぐに消せる火を消し、物の落下を避ける。


a0313715_15111415.png
テレビ朝日 Jチャンネル 16.50~19.00/月~木 15.50~19.00/金
メ~テレ Jチャンネル―UP! 前記の時間の後 18.15~19.00/月~金

a0313715_00332621.pngFNN PRIME news evening 16.50~19.00/月~金
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by keitan020211 | 2018-08-25 21:30 | お知らせ | Comments(0)
明大前に拉麺を食べに行こうとしたけれど盆なので店が休み、代わりに下高井戸の拉麺屋に行った話
 盆休みに入っている昨日の夜に、突然に、明大前の中華そば屋 春夏冬 に猛烈に食べに行きたくなりました。
a0313715_17430790.jpg 明大前――:東京都世田谷区松原――は東京の5km圏内で、京王電車の特急が新宿を出て初めに停まる駅。
 昔は特急が停まるのに何もない町で、その春夏冬だけが駅前の空寒い路の趣きに温もりを与えていました。その味もほっこりとしており、正に温もりの店であります。拉麺を主とし、他の中華飯の皿々も充実しています。よくある業態ではあるけれど、葱の切り方とか半端なくきれいで他の材料等と融け合っている。

 明くる日曜日の今日に、行き帰りで拉麺一杯分程も掛かる交通費を圧し、明大前に行きました。

a0313715_17432602.jpg 処が――店の遮断扉が下りています。
 その扉には定休日は月曜と記されています。今日は日曜日です。
 盆休みなので店が休みであることに、麺の水を切って丼に盛る程の時間で気づきました。

a0313715_17431844.jpg その春夏冬の立つ地所の近隣は京王電鉄の連続立体交差の事業の用地として既に点々と幾つかの地所が買収されており、春夏冬も遠からずいつかは撤収をしなければならないことが予想されます。そこで移転して残るか終わるかは分かりません。
 しかしまあ、京王電車は今の輸送力の状態でも充分で立体交差にする必要はあまりないと思いますが。

a0313715_17433698.jpg 仕方のない処ですが、私はそこを後にして京王線沿いを歩き、明大前の隣の駅下高井戸――:東京都世田谷区松原――へ行きました。下高井戸なら何かある、朝は何も食べていない昼過ぎの散歩です。今日の朝だけではなく、昨日の朝の後は何も食べてはおらず、絶食が24時間超です。
 春夏冬にはまた遠からずいつかは来よう。

a0313715_17495442.jpg しかしまあ、東京は楽々歩いて行けます。一駅の距離が地元の――:神奈川県の南多摩地方――近所で日毎の買い物に行くよりも近えっす。地元は駅に出るまでに東京の三駅分程は歩く。

 そして下高井戸の駅前にも買収済の事業用地が点在しています。下高井戸のは明大前のよりもっと凄く、路の柵がそのままその告知の看板になっていたり、地面に書いてあったりします。それが小池知事になってからそうなったのか舛添知事や猪瀬知事の頃からそうなっていたのかは知りませんが、そのような示しがましい示し方は多数の利便のためという大義名a0313715_17441477.jpg分のためには保有者の名誉や権利を考えない姿勢の現れと見えます。勿論、多数の利便は場合によっては必要ですがそれを本当に考えて行政や事業をしているならかようの柵や地面書きのような形にはならない筈で、もっと当事者の間で高度な合意の取り方がなされていて衆目にそのように示す必要はない筈です。要は多数のことをも少数のことをも何も考えてはいない。多分、小池知事の今ではなく猪瀬知事や舛添知事の頃のことでしょう。
 相手がうんといえば直ぐに押収済の看板を立てる――ワンクリック詐欺と違わないことです。

a0313715_17442235.jpg 下高井戸駅に着くと、そういえば、当地は京王沿線であるだけではなく東急沿線でもあることを思い出しました。京王電車の下高井戸駅と東急電車の下高井戸駅が並び立ちますが、今の下高井戸駅は東急の乗り場がそのまま道路になっていて通り抜けができるようになっています。粗四半世紀振りに訪れますが、その新しい造りには隔世の感があります。
a0313715_17442702.jpg 東急電車の車輛もその頃は緑一色の古めかしいのもので、今は色々な色――写真の青色の他にも緑や黄、赤などがある。――で室内は並列座席になっています。
a0313715_17443453.jpga0313715_17444437.jpg 京王線の踏切を渡り、下高井戸駅前市場の姿はその脇にある踏切の遮断機の曲がり具合も、昔と粗変わらない――いや、鋼索昇降式であったか、忘れてしまった。――、違うのは通る車だけというような感じです。写真の踏切を通る京王8000系車輛は私が前に来た頃1993年に新しく出たもの。細川政権の発足の年でもあります。
 
a0313715_17445100.jpga0313715_17445719.jpg しかしまあ、鮭の切身が一つ230円て高いな…。地元のスーパーマーケットは大抵は100円ないしは150円程。市場は安いと子供の頃に聞いていたけれど、その安いというのはそれが次の店で更に高くなるのと比べて安いということかと人生の42.195歳を過ぎて初めて分かりました。
 エプロンサイドには生牡蠣がどろっと構えております。その傍らにぬっと姿を現すのはのどぐろちゃん、それが一尾1380円は安いのか高いのか、私には見当がつきません。
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 「厳選品 一周おくれ」ではありません、「厳選品 一括仕入れ」と書いてあります。
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 そこで私が取り敢えず今日初めて食べることにしたのは向いにある下高井戸鶏唐揚専賣店のチキンカツ。
 帰って来て思えば、チーズinフライも食べておけばよかったな。a0313715_17451551.jpgでも文章的には、延いてはSNS的には「チキンカツとチーズinフライを食べました!」よりも「チキンカツを食べたけれどチーズinフライも食べておけばよかった。」がより映えるのです――何故か分かるかな?――。

a0313715_17451948.jpg もう一つ買って帰ったのは市場の外れにある精肉店の手造りシューマイ(焼売)、ジャンボを一つでジャンボが乱入であります。
 実は家に帆立貝が残っており、そこで、西友の豚挽肉と焼売の皮を買って帰って自製の焼売を作るかそこの手造りシューマイを買うかをとても迷いました。しかしジャンボを一つなら小さな自製のを幾つも作るより安上がりでしかもかなりお値打ちと思いそこで買うことにしました。

 実は時間が前後しますが、次に――本当は焼売を買う前に――行ったのは先の明大前の春夏冬の代わりになる拉麺屋としての、中華そば ばんや、初めて訪れる店です。
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 実は下高井戸で何かを食べるのは初めてです――試飲のコーヒーを除く――。
 昔は下高井戸が好きでしばしば行っていましたが、主に行くのは日大通のレコード屋、それにカルディ コーヒーファームの本店。今は吉祥寺や多摩センター、藤沢などにもカルディの店が広くあり、私の今の地元もそれらへより近いので下高井戸の本店に行って買うことはありません。
 日大通の終点にはミルクホールという駄菓子屋があり、それが渡辺美里の曲『Milk Hallでおあいしましょう』――:アルバム『BREATH』に収録――のモチーフとなっています。渡辺はその店の斜向いの東京都立松原高等学校の出身で、彼女も下高井戸を地元としていました。私はその日大通のレコード屋で渡辺美里のCDを買って聞く青春を過ごしていました。
a0313715_17455234.jpg 故に下高井戸にはどこか美味しい店があるという印象はないけれど、何かがあれば何を食べても美味しい、旨い、まいうーという感じがあります。やはり駅前市場が「旨いオーラ」を出しているからでしょうか?
 決してdisるのではありませんが、そこが私の地元と近い町田とは対極という感じがします。
 町田は何を食べても馴染まない、似合わない。
 町田は凡そあらゆる食べ物が似合わない町です。
 私の家により距離が近いのは町田ですが、訪れると異界の感があります――それが或る面では魅力でもありますが、――。
 尤も、町田を愛する方々は美味しい店をそこに期待するのではありません。そんなものを求めはしない、それが殆ど常識といえるのでしょう。そんなものはない、食べることとは何か異なるものをそこに求めるのです。
 町の空気が食べることにより適うようにチューニングされている――:下高井戸――か他のことにより適うようにチューニングされているか――:町田――、その違いと思われます。また、食べることへの関心の極めて薄い町田の空気は近隣の川崎市麻生区や横浜市青葉区の平均寿命の長さに――何れも全国の市町村別平均寿命が男女共に最も長い。――好影響を及ぼしていると思われます。私もこのブログやツイッターなどで、「食通はならず者の最後の拠り処」としばしば語っています。
 ということでまあ、エンゲル係数がより低いのは町田なのでしょう。それが指標的には、または実際にも望ましいことです。
 しかし下高井戸は改めて思うのですが、たとえエンゲル係数が高くても誰にも決められない自分だけの生き方が確かに生きていると思しい風采の人々が適当に溢れています。
 迫力と言っては大袈裟ですが、食べ物だけではなくその振舞いも装いも、町の空気と何らかの真理にしっくりと馴染む様が数秒毎に見受けられる――万年快速までしか停まらない駅です。

 ――ばんやの拉麺の話です、すみません、おおきに。

 そもそもの考え方が明大前の春夏冬とは異なるのですが、期待を裏切らない味でした。

a0313715_17452749.jpg 私は凡そこだわりというものを嫌い、店が自らのこだわりを語ることも嫌いなのですが、店に入って食券を買って席に着くと、その目の前に『『ばんや』のこだわり』と題する説明文が貼ってあります。全ての席にではなく私の着いた壁際の席にだけです。
 ――すると「全てに自然回帰水を使用」、「化学調味料や保存料は不使用」や「塩は自然海塩を使用」と、私のつかみどころをほぐっとおさえています。
 私のいつも作って食べる料理も、塩は普通の精製塩でよいですが、浄水器は凡そ必須で化学調味料などの食品添加物を極力排除します。時にはみそ汁や煮物をミネラルウォーターやお茶で作ることもあります。
 凡そ何でもよいと思う米についても、つや姫などの山形県産の米はなかなか美味しい。山形県は拉麺(中華そば)王国でもあり、拉麺に合う米なのかもしれません。
 故にこだわりというものを嫌う私も、ばんやのこだわりはその内容で良しとしました。確かにそれらの内容ならば隠さずに訴求するべきものです。

a0313715_17453208.jpg 食券制は今世紀に多くなってきている店の形です。
 牛丼屋なんかも先発で歴史の長い吉野家は今も口頭注文制で後発の松屋は食券制。
 食券制は店員が客の注文を訊く作業と支払の作業を省略することができ、品を作ることに専念することができます。故に昔は高速道路や観光地、大学などの大食堂などに限られていました。今は小さな店にも食券制が普及しており、とりわけ拉麺屋に増えています。
 私は食券制の店にはあまり来たことがないので時代の違いを感じます。

 そのすっきりとした味は、凡そ拉麺というものに慣れている身にすると少し物足りなく感じるかもしれません。私も感じます。
 しかし二口目や三口目にはそこに充分なコクを感じています。
 水と塩が違うとさようにも全体の味が違う、透き通っている。
 故に麺、葱とメンマの味が確りと感じられます。
 また、叉焼の甘柔らかさ。そこに水と塩の利いている透き通ったつゆが隈なく滲み渡る。

 お冷もありますが要りません。拉麺の味が薄まって勿体ないでしょう。

 今時にその味と量感で680円はかなり安いです。拉麺を一杯だけで充分に満足して帰れるのでまた来たくなります。その点は明大前の春夏冬もそうです。

 帰りの電車は緑一色の高尾山のキャンペーン列車でした。
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 この訪問と記事から2週間の後に、明大前を再び訪れて春夏冬の葱山拉麺を食べました。ラーメン600円に葱200円。
 あの美し過ぎる葱に何年か振りに再び会う。
 ――店に入るや直ぐに思い出したのでそれが何年前なのか、十年経っているのかいないのかは思い出せませんでした。
 その日は時間がない――オフピークの時間なので注文の後に焼き始める。――ので頼めませんでしたが餃子が350円で丁度好いお値打ち度。

 この日に序に下高井戸で髪も切りました。夏冬に因む訳ではありませんが波瑠の髪形。この春からそうしていますが初めて行くそこの美容室――東京の自由が丘に本店があり、東京西部に展開する格安迅速型の美容室。――で「波瑠のような。」と云うと今度は美容師が波瑠を知らないらしいのですがその場でスマートフォンで調べて確認をしてくれたのでいつもの地元の美容室――波瑠を知っているが思い浮かべるだけ。波瑠の髪形には幾つかのバリエーションがあるので写真で逐一確認しないと曖昧な形になってしまう。しかし技術は確か。――よりも出来が良い。

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by keitan020211 | 2018-08-25 18:30 | 生活 | Comments(0)
インスタ映えは意識高い系ではない――21世紀に生まれ出た新しい階層
 先ずはこの記事の主題とは関わりのない話から始めます。
 私がこの春から使っている新品同様のWindows Vistaのパソコン 富士通FMV-BIBLO NF/C50のメッキ塗装に私の手首の汗の塩がこびりついて取り除けなくなってしまいました。
 同機はキーボードの縁の部分とタッチパッドにメッキ塗装があり、全体は黒のパールですがそこだけが銀色です。その銀色が汗の塩で白くなっています。
 拭いても落ちないので、マニキュアの除光液(シンナーに近いもの)でそのメッキ塗装を全て剥がしました。
a0313715_13232688.jpg デザインとしては寧ろメッキ塗装がなく黒いのが良い。メッキ剥がしは一応は成功しました。左の写真はその現品です。
 但しその除光液がタッチパッドの隙間を漏れて本体の内部に入ってしまう危険がありながらの作業で、クリックのための2つの釦だけはメッキを残すようにするために非常に細心の注意を要します。本来はその釦の周りの隙間を塞ぐためにセロテープなどでマスキングをするべきですがそれをしなかったので釦の縁のメッキが僅かに剥がれています。それでも全体としてはきれいに仕上がりましたが、新品同様らしさは損なわれてしまっています。
 その他の黒い大部分は汗が着いても拭くだけで取り除け、汚れがこびりついたり塗装が剥げたりすることはありません。
 ――であれば、何でメッキ塗装をするのでしょう?
 初めから全てが黒ければ何の問題も起こりません。
 黒い部分は――白いパソコンなら白い部分――樹脂の素材そのものが黒く染められている――樹脂に黒の染料を混ぜて成形する。――のでシンナーで拭いても色が落ちることはありません。なのでそれだけで造ればよいのです。

 汗が着くことによる劣化なんて普通の消費者は予想することはできません。或いは予想することができてもそのようなことが不意に起こるものでしょう。なのでこれが単なる不平不満ではないことは明らかです。
 そう言うと、消費者だけではなく生産者も予想することはできないという人もいるかもしれませんが、本当にそうでしょうか?
 そのことを予想できなくても、そもそもメッキ塗装の必要はないことは分かるでしょう。パソコンにメッキ塗装があっても何の意味もなく役には立ちません。
 ――かように日本企業には意味のないことを思いついて精を出し、それをサービスやらおもてなしやらと思っている企業が少なくない。付加価値というものを勘違いしています。
 尤も、それは付加価値というものを考えてみもしないような、グローバリズムに与せよということではありません。グローバリズムの流れの中で業績を上げている企業には確かにそのような無駄はありませんし良いものも多くありますが日本企業がその真似をしてみても恐らくはそれらに及ばない品質をしか確保できないでしょう。
 日本企業は今時のグローバリズムの時代に或る時から対応することができなくなったのではなく、初めから基本の部分をヨーロッパやアメリカの先進企業の編み出した術理(technology)と経済支援(世界銀行など)に頼って成り立っているのです。それを日本の独自の品質やサービスと勘違いして驕っている内に諸外国に追い抜かれることになった。
 日本には初めから技術力(abilities on technics)はない。トヨタ以外の多くの日本企業は西洋生まれの先進的術理を流用して意味のない勝手放題を日本のサービスやおもてなしと称してそれに付け加えて来た。
 故にメッキが剥がれたり天井が崩れ落ちたりするのです。汗をかく消費者が悪いのではない。
 故に、昭和の安定して強い日本に戻れという声にも意味はない。昭和から出鱈目で平成の終わりまで来ている。
 バブル時代から西洋の高級ブランドや高級店が人気を博するようになったのは多くの消費者がそんな日本の技術やもてなしというものの出鱈目さを見透かしているからであり、単なる贅沢とは思えません、バブル世代を擁護したいのではありませんがその点は、即ち行動はなくても眼だけは確かなことは少しは擁護しうるのかもしれません。

 ということで、メッキの殆んどを剥がして真黒の素の姿になった私の富士通FMV-BIBLOに見慣れないといけません。見慣れないとどうしても製品の本来の状態ではなくなったことによる喪失感があります。どう見ても初めからそのようなデザインであったなら良い。尤も、見慣れれば良いと思えるのは私の技術力が相当に高いからでもあり、私を含む消費者一般に関していえばそのようなことは決して良いことではありません。

 偶々ですが、以上の話がこの記事の主題であるインスタ映えと意識高い系の違いのことに結びついてきます。私のパソコンの事故があってその主題を思いついたのではありません。その主題について書こうと思っている処にその事故が起きた。

 SNSの時代といわれる今にあり、中でも今を時めく媒体であるインスタグラムを用いて映えの良い写真を載せる記事を出す人々が「インスタ映え」と呼ばれて昨年の流行語にもなっています。インスタグラムの前はツイッターやフェースブックが人気の絶頂にあり、今もそれなりの人気を保っています。私がしているのは更にその前に生まれたブログとツイッター――:右欄外に表示――です。

a0313715_13270241.jpg その「インスタ映え」が何かと複雑な評価を受けているようです。
 昨年に私の支持する批評家古谷経衡氏が『意識高い系の研究』と題する書を出してインスタ映えを意識高い系と見做す批判をしています。
 しかし私は古谷氏の批評等の多くを支持しながらも、それを含む幾つかの点だけは評価を保留したり不支持としています。「インスタ映え=意識高い系」については今までに保留としていましたが色々と考えをめぐらしている内に明確に不支持とするに至りました。
 勿論、それにより私の古谷氏についての評価が大きく下がることはありません。これからも頑張ってほしいです。
 その古谷氏の批評を受けるかのように、テレビや新聞などの既成のメディア等がそれと同じような見方をしているようです。「インスタ映えは意識高い系だ。」――そこには何かインスタ映えと呼ばれるものをどちらかといえば否定的に見て小馬鹿にするかのような感じさえ窺えます。
 約めて言えば、既成のメディア等は古谷氏のその批評を自分達にとても都合の好いものとして利用するようになった。その都合とはインスタグラムを含むネット及びSNSをテレビや新聞、雑誌などと比べ低いものと見做して自らの優位性を主張したい。でもそのようにはっきりと主張することはしにくいので「インスタ映え女子、いますねー。」みたいに暗に小馬鹿にして言及する。インスタ映え女子はいつから温泉芸者になったのかという感じです。

 古谷氏の批評には幾つかの死角があります。彼が自分だけの眼ではどうしても見えない部分です。
 その一つが「インスタ映え=意識高い系」という見解です。
 意識高い系はネットと分かち難く結びついている、彼はノマドなどに言及しながらそのように述べますがそれが先ず間違いです。
 意識高い系は逆に、ネットを小馬鹿にしています。つまり、古谷氏の批評を受けるかのように「インスタ映え女子、いますねー。」と云う既成マスコミ人やその支持層が意識高い系そのものです。
 尤も、意識高い系にはネット及びSNSの利用の経験がそれなりにありまたは現によく利用している人も少なくありません。しかし本音ではネット及びSNSの存在価値を受け入れてはいません。自分にはそんなものよりももっと価値のあるものがある、ネットに充足しはしない。――そのような屈折の感覚を持っています。故に彼等は情報価値を依然として今や信用され難くなってきているテレビや新聞におき、新聞を読む子は伸びるなどと根拠のないことを云っています。テレビも新聞もそれそのものは悪いものではありませんが、新聞を読めば伸びるから読むのではない、何等かの価値の或る情報を期待して読むわけですがその期待に応えてはいません。テレビについても同じです。ネットもそれに充分に応えているとはいえませんが自分が受け手たるだけではなく送り手になれるのがネットの優位性です。見たいコンテンツは自分が作ればよい、期待するだけではなく自らが期待されるようになる、そのような動機がネットには存在し得ます。

 インスタ映えをしている人々は年中スイーツ(甘味処)を食べに行ってその品を片端からインスタグラムに向けて写しているのではないでしょう。
 偶にスイーツを食べに行ったら写真を撮りたくなる程に感動したのでそれをインスタグラムに載せているだけです。
 つまり、初めから自分の趣向を誇示してそれを高く評価されたく――いわゆる承認欲求――てしているのではなく、単にそれらを自分だけの懐に収めて満足しているだけでは勿体ないからSNSに公開しているのです。そのようなことが簡単にできる時代なのでそれを使う。ネットの時代に始まることでも高度経済成長に始まることでも文明開化に始まることでもなく、いつの時代も普通の人々はそうなのです:使えるものは使う。
 尤も、美味しいスイーツなどの良いものに触れる自分は良く思えるし、それを出来れば認められたいという普通の意味での承認欲求はインスタ映えをする人々にもそれ以外の人々にもあります。そのように普通ではない変な承認欲求もネットの世界にはあるので古谷氏の批評は必ずしも無意味ではありませんがそれをインスタ映えな人々に見て取るのは誤りです。

 「普通の人々」とはいえども、それは庶民のことではありません。
 庶民ではなければいわゆる中間層とかセレブとか何かかといえばそうでもありません。
 庶民でも中間層でもセレブでもない新しい階層がネットの普及し始めた21世紀の初めの頃から顕著になっています。
 厳密にいえば彼等はいつの時代にもおり、突然変異のように出て来たのではありませんが、ネット及びSNSの普及が彼等にとても合っている故に顕著になっている新しい階層と見做せる訳です。
 その肝は「使えるものは使う」です。
 庶民には或る種の恥らいのようなものがあり、使えるものならば使うのではありません。使ってみれば使えるようなものも何等かの口実を見つけては遠ざけたり小馬鹿にしたりします。故に庶民たることは決して良いことや普通のこととはいえません。その庶民こそが今にいう意識高い系を形成しています。口実と共に遠ざけ或いは小馬鹿にする、それが「意識の高さ」です。自分はインスタ映え女子やネットに嵌る人とは違う、それが意識高い系にとっての誇りや結束の源泉なのです。

 その新しい階層は21世紀の始まった頃からインターネットの普及と共に顕著な存在となりました。その理由はインターネットは大きな金もコネもなくても自分を発信することのできる凡そ史上初めてのメディアであり、それが庶民こと意識高い系やセレブに増してそのような意味での普通の人々の心を攫んだことです。
 但しインターネットの始まって以来の用具であるパソコンは元々はおたくのものであったことや大型で空間を取ることもあり、後に携帯電話、殊にスマートフォンの普及と共に彼等がネットに使う主な用具はスマートフォンに代わっています。なお、意識高い系がネットを離れているのも同じ理由が一つにありますが、意識高い系はネットそのものを懐疑して或る種の必要悪のように見ています。一応はできなければ恥ずかしいけれど然程に関心を持つようなものでもないという感覚です。

a0313715_13294663.jpg 意識高い系は戦後の日本の経済成長を牽引する力の一つであったので、今のネットの時代に彼等がネットを離れると日本経済の成長は鈍化しています。先ずはその主な用具であるパソコンの売れ行きが低迷し、ネットを用いて行われる様々のビジネスの発展や深化も今一つ勧んではいません。日本の経済社会が意識高い系に依存しない在り方を確立しておれば彼等がネットをしなくてもそのようにはならない訳ですが、依然として依存しているためにそのようになっています。
a0313715_13313873.jpg 意識高い系はインスタグラムなどのSNSよりも臨場感の味わえる場を好みます。近年に出来た新しい形の大型の商業施設や遊興施設はその代表例。広大な敷地とふんだんな店やアトラクションの数々を一日掛けて巡る――東京ディズニーランド・シーなどのような廻り切れない程に広い所は意識高い系の他にも広く好まれる。――。それらは写真を全く撮れないものではありませんがスイーツのお店などと比べると動的な故に落ち着いて写真を撮ることが難しい。撮れてもSNSで公開する程のものではなかったりします。仮にSNSに上げても映えず、インスタ映えと呼ばれて話題になるようなものにはなりません。
 意識高い系はインスタ映えな人々のように自分の満足を人に語ることを自己満足のように思い忌み嫌います。自分の満足ではなく家族や友人、取引先などの他者を喜ばせることを語るのです。
a0313715_13340700.jpg しかしそうして語るのは他者を喜ばせている自分についてなので、結局は自分の満足を語るよりも手の込む自己満足に過ぎなかったりします。故に意識高い系の撮る写真は肝心の場所やそこにあるものがはっきりとは映らずにどこまでも人の姿が中心になるものが多い――私は人の姿を映す写真も人よりもその周りをよく映す方がそこにいる人の姿が引き立つことも多いと思います。なのでデジタルカメラなら顔検出モードはなるべく使わないのがお奨めです。――。

 それが古谷氏には見えないのは彼が未婚若しくは不婚である故に家族というものを批判するようなことは言いにくいという自己規制が彼自らの言論に半ば無意識に掛かっているからであると思われます。
 彼はリア充への抜き難い劣等感についても語っており、家族だけではなく友人や取引先などの「人付き合いの充実していること」を批判の対象にしてはいけないというのもあるでしょう。
 その自己規制、ともすれば忖度が彼の言論における死角を形成しており、然程に顔が広くもなく金を持っているのでもないインスタ映えな人々を意識高い系と誤認して批判することになるのです。
 一頃はあのホリエモンも同じような理由で意識高い系と誤認されていました。多分それが今に至る勘違い世論の始まりでしょう。
a0313715_13361464.jpg 自己規制や忖度はマスメディアの得意技でもあり、それを無意識にしている古谷氏を「かわいいねえ。」と思う訳です。目下の最高の賢人の一人である古谷氏さえ勘違い世論の縛りを受けています。

 話は逸れますが、かような意識高い系の象徴としての権力が安倍政権です。但し政権を支持する側だけではなくそれに抗う側もその象徴されるものに含まれます。
 その典型はこれは古谷氏も指摘している、安倍晋三総理の妻安倍昭恵氏やその召使の官僚谷査恵子氏です。
 安倍昭恵氏が仮にインスタグラムをしても、そこには「そんなに興味があるのではないけれどね…」系の口実がついてまわりながらのことでしょう。或いは「立場上やってみないといけないのよ。」とか。

 自分の喜びや満足を他者に解るように語れること――それが必要な表現力です。

 他者の喜びや満足はその人に聞いてみないと分かりません。聞いてみても分からないこともあります。
 
 意識高い系の「インスタ映えなんかとは違う自己満足ではない自己表現」は得てして自分についての表現ではなく他者の喜怒哀楽を先回りして表現する、いわゆる代弁です。そして自分の周りにどんな人がいるかについてを語るのが彼等にとっての自分を語ることなのです。SNSの写真とその解説文にしても、そのようなものであればそれは意識高い系のものでしょう。
 逆に、「いちごまんじゅうなう。」みたいな表現力にやや乏しいものもそれが理解可能なものであればまともな満足の公開であり情報価値もあるものといえます。

 折角公開するもの、なるべく映えるようにするのは公開者の義務ともいえることです。
 しかしあまり気合を入れてやるとおたくや地方都市の子みたいで垢抜けないねなどと言いながら半端なものや不快感を催すものをSNSにも生のプレゼンにも上げている意識高い系の公開者も一頃の程には多くありませんが、見受けられます。テレビや新聞がそのようなものになってきている――情報番組系やニュース解説の番組がやたらと多い。――のも気になります。

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